コミュニケーション能力とは
 
言いたいことを的確に伝えられること。
ボールを、狙い通りにスパっと投げられること。

以前にそのようなことを書きました(過去記事のリンク)。


でも、それに加えて、
相手の言いたいことをよく理解できること。
相手のボールをがっちり受け止められること。

ここまでないと、正確には、「コミュニケーション」って呼べないです。
“communication“ という単語には、 “co-"(共に)がついています。
つまり、互いのやりとりによって「共に」作るもの

いくら投げるのが上手くても、ひとりよがりに投げていてはダメ。キャッチボールが上手い、というのが大事なんです。
 

さらなる高みへ

もっと言えば、

「相手の投げたボールがあらぬ方向に飛んでいっても、急いで走って、ボールをバウンドさせずにキャッチできる。」

「相手がボールをかかえたまま投げられなくても、自分から受け取りに行ってあげられる」

「相手がボールを投げたくなくても、投げたい気にさせることができる。」


コミュニケーション能力は、相手についてどれほど的確に情報を得ることができるか、また、それをいかに上手に、互いのやり取りの方法や内容に反映していけるか、そういうことで、もっと高められるのです。

これは、営業職で特に求められるコミュニケーション能力でもありますが、奥深いです。

営業っていうと、いかに強引に売り込めるか、いかに商品プレゼンが上手か、という方向でとらえる人も多いのですが。

実際には、まず、相手に対して心から興味を持つこと。そして、相手のことをよく知ろうとすること。相手のことを思いやれること。そこが、コミュニケーションの出発点なんです。


逆に言うと、それを心得ている人というのは、就活の場でも、そのことが確実に伝わるんですよ。そういう人は、社会人から見て、高い評価を得やすいです。


難しく考えずに、ますは、就活の説明会や面接で社員さんと話すときに、「会話」である、ということを、これまでよりももっと意識してみましょう。そのためには、相手に対して心の底から敬意と好意と興味を抱きましょう。


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