だいぶ前のことですが、「ファーストフードのバイトから学べること以上のことが学べる、大学の授業があるのか。」と、著名人が発言し軽く炎上気味になっていたの、ご存知ですか?
 
これを聞いて、(いえ、聞いたことがなくても、)

「そうそう、そうだよね!大学なんて役に立たないし。大学の勉強を頑張らなかった自分は、正しかったんだ!」

「やっぱりね!これからも授業さぼってバイト頑張ろう!!(→ そのバイト代で遊ぼう)」

と思っている多くの学生のみなさん!


たしかに、「大学での勉強なんて役に立たない」などという低い意識でもってしか勉強に向き合えないような人は、何も学びとれないまま大学生活を終えるのでしょうけどね。


でも、本当にそれでよいと思っていますか



現実は、甘くない

厳しい現実をみましょう。

就活で、「学生時代に頑張ったことは?」という問いに「アルバイト」としか答えられない人。何を聞かれても、アルバイトでのエピソードしか出てこない人。

「アルバイトを頑張り、お金を稼ぐことの大変さを知りました。この経験を生かして、社会人としてしっかり働きたいです。」

などと、いくらもっともらしいことを言ったところで、そのような学生を、企業は相手にしていません。(それ以外によほどの「売り」がある、ほんの一握りの人たちを除いては。)


この発言者さん(輝かしい経歴をお持ちの著名な評論家さん)くらいのご慧眼をお持ちの方ならば、ファーストフードのアルバイトから学べることは山ほどあるに違いありません。ファーストフードのアルバイトという「1」のことから、「100」や「1000」は学ばれることでしょう。

しかし!!

普通の大学生がチェーン店のアルバイトを頑張ったところで、そこから学べることは「1以下」です。


何よりも、授業出席、試験勉強、といった、日々目の前にある「やるべきことをサボる」「少しでもラクして遊びたがる」というような人は、企業は欲しくないんです。

だって、就職した後の毎日の仕事なんて、実際のところは、やりたくない仕事ばかりですよ? そんな中でも、意欲的に頑張り続けられる人。そういう人を、企業は欲しいんです。


「でも、大学と会社は違うもん。自分でも、社会人になったら頑張れるだもん!」ですか?

いえいえ、人間、そう急変はしませんから。




ここから言いたこと

1.自分と次元の違う人がおっしゃることを、そのまま自分に引きつけて、都合よく解釈してはダメ。

2.退屈な授業であっても、たとえマニュアル通りのファーストフードのアルバイトであっても、そこから「いくらでも学ぼう」という姿勢を持とう。

の両方です。が、まだ続きがあります(←リンク)。