ESの中で、

アルバイトや部活やサークルなどの経験から、

「・・・することの大変さを学びました。」
「・・・ことの難しさを学びました。」

と書く人、とっっても多いです。


これ、一見すると、もっともらしいことを書いているかのようですが…

実は、ただのグチではありませんか?


「接客の大変さを学びました。」
= めんどうな客の相手、つらかった!

「教えることの難しさを学びました。」
= 後輩の教育、しんどかった!


ということしか言えていないんです。


大変さから、「何を」学んだの?

大変さや難しさは、「学ぶ」ものではなくて。「体験する」「知る」「思い知る」「身をもって知る」「感じる」もの。

そして、そうやって得た経験から「何かを学ぶ」のです。その「何か」こそが、重要なところなんです。


例えば・・・

アルバイトで新人の指導を大変して、

「教えるということの大変さを学びました。」

じゃなくて、

「教えることの大変さを知りました。」

そして、

「どのように伝えれば理解してもらえるのか、そして、相手が身につけてくれるのか、試行錯誤しました。」

その結果、

「自分にとっては当たり前のようにできることが、相手にとってはそうではない、などと想像しながら、人に応じて、相手が一度に飲み込める量に噛み砕いて、少しずつ教えて身につけさせるとよい、ということを学びました。」

そう、ここでようやく、学べたんです。

(※これはほんの一例です。みなさんそれぞれ、「学べたこと」は異なるはず。)

 
これに、もっと具体的なシチュエーションでのエピソードをまじえて書くと、説得力がさらに増しますね。


実際どこまで細かく書けるかは、ESのスペース次第。

それでも、ただのグチにならないように。自分が何を学んで成長したのか、というポイントを落とさないように。

これを意識するだけで、ESが見違えるように良くなりますよ。


面接でも、使えます

これ、面接でも同じです。
面接の方が、自分から話を長くしやすいので、ぜひ、ここまでしっかり語りましょう。