ちまたのES・面接回答例:

「長所は、協調性があるところです。」

これ、「コミュニケーション能力」と同じくらい、要らないです。

なぜだかわかりますか??


最低ライン


そもそも、協調性がないのなら、組織の中で働くという道を選ばない方が良いです。

つまり、企業で働きたいといって就活をするのであれば、「協調性がある」というのは、最低ラインなのです。

求められる最低ラインのことをアピールしたところで、何の「売り」にもなりませんよね?


むしろ、多くの学生さんは、「協調性がある」という言葉を、「自分というものがない」、「自分の意見を持っていない」、「周りにただ流されるだけ」というような性格をごまかすかのようにして、使っているのかもしれません。

はっきり言ってしまうと、面接官の側も、そのように受け取ることが多いんです。 「要は、売りにできることが何もないのですね」、と。

さらには、他にもっと長所としてアピールした方がよい点があるにもかかわらず、その代わりに「協調性」などと言ってしまうと、本当のアピールの機会を閉ざしかねないのです。


これでは、もったいなさすぎませんか??


「協調性」の伝え方

これをストレートに売りにしてしまわずに、様々なエピソードの中に埋め込むのが良いです。


サークル、部活、人と一緒に働く系のアルバイト、ゼミ、などなど、友達としっかり関わりながら普通の大学生活を送っている人なら、たいていは、最低ラインの協調性はあるはずですから。

ですので、もっとしっかりとした長所を伝える中で、あるいは、、他の話題の中で、多くの人と良好な関係で関わりながら楽しく過ごしてきた、ということが、それとなく伝わるだけで十分ですよ!

というわけで、「長所は、協調性です」というのも、もう卒業しましょう!!


【関連記事】
7割の就活生が勘違い:長所は「コミュニケーション能力」